精子や卵子の第3者提供、代理母という選択肢があります。第3者提供や代理母は日本の法律では禁じられているため、当院では患者さんに信頼できるアメリカのクリニックをご紹介し、通訳も含めてコーディネイトするエージェントのご紹介も行っています。当院で受けた検査の結果を先方に持っていくことも可能です。
第3者提供や代理母という選択肢には、問題があることも事実です。生まれてきたお子さんにアイデンティティーの問題が生じ、生みの親を探したいと思い始めることもありえます。しかし生みの親を探す行為は、提供を担おうというドナーへの負担が大きくなり、結果的にドナーを減らしてしまう可能性もあります。こうした未来に生じる問題も踏まえて、お2人でじっくり話し合って選択することが大事です。